runner1974’s blog

ランニングに関する備忘録など (Full2:49’13)末長く楽しく走りたい!

【レースレポ】Beyond2021

2021年12月28日にbeyond2021を走ってきた。

結果はPB達成!
2:55'34(ネット)
グロスは2:55'35

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twolapsの横田真人コーチも同じブロックだった。


この大会は、神野大地や岩出玲亜をはじめとするプロランナーに加え、たむじょーやTKDプロジェクトなどランニング系有名YouTuberが、ゲストやペーサーとして出走したお祭りのような楽しい大会だった。


コースは、自己ベスト達成率No1を謳う1周約5.4㎞の自動車テストコースを7周+ちょっと。超フラットなコースで、終盤は風が強まりホームストレートで逆風がキツい場面もあったが、気温やコース状況など恵まれたコンディションだった。
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ダラダラとした長文1話でレースを振り返る。(ホントに長いエントリーなので、興味のない方は読まない方がいいです。)



【会場まで】
1ヶ月前の東京チャレンジマラソンでギリギリ初サブ3を達成。出し切ったせいか、その後は風邪をひいたり、イマイチ気合いも入らずで、疲労抜きとキレの維持だけを意識して調整。
足底や脹脛に若干の張りや疲労が残っていたものの、なんとか9割くらいの状態にピーキング。


嫁さんからお許しを頂き、初の前泊で会場入り。水戸駅に向かう電車で、ブログやSNSでライバル達の頑張りを見てテンションを上げる。


当日は6時起床で睡眠たっぷり、朝食も食べ放題の納豆、オクラ、とろろ&白米2杯で栄養補給も完了。最後までネバネバ粘れそうなメニュー。
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会場までは水戸駅からシャトルバス、モルテン320をちびちび飲んでカーボローディング。



【レースプラン】
11月にサブ3を達成し気持ち的に余裕が生まれたので、今回のテーマは、
•レースを楽しむこと
•PBにチャレンジすること



具体的には、

•2時間56〜57分がターゲットタイム
 (ギリギリではないサブ3ランナーになる)
•初サブ3チャレンジするけんちゃんが、自分より2分前にG2ブロックからスタートするので、㌔4'08前後のペースで追いかけて、終盤に闘魂を注入できたら文句なし
 

の2点を具体的な目標とした。



スタート前に、けんちゃんと初対面して健闘を誓う。なかなか調子も良さそうだった。『いずれ追いつくから、それまでタレずにちゃんとサブ3ペースで走ってろよ!』とはさすがに言えず、『調子が良かったら集団抜けて追いかけますねー』とお話してスタートラインへ。



まっさん、トマスさん、KANAさんともスタート前にご挨拶。



【レース前半】
事前申告の目標タイム別にブロック分けされ、自分はサブ3目標のG4ブロック(56人)。G1~G3の3グループもサブ3目標で、1分間隔のウェーブスタート。


このG4には、初マラソンでサブ3を狙うtwolapsコーチでオリンピアンの横田コーチと、その専属ペーサーで有名YouTuberのたむじょーが一緒だった。楽しそうな集団で運が良かった。



G4グループ、定刻の11時52分にスタート!



ペーサーさん先導で最初の1㎞は4'15で入るも、集団はとてもゆっくり。ペーサーさんはギリギリのサブ3設定のようだった。こりゃ遅い、ダメだ。さらに2㎞は4'18でPBを狙えないペース。



今回の目標はPB更新、マラソンは冷静かつ臨機応変に対応しながら走らないといけない。ここは迷わず単独で集団から飛び出した。いつも単独練習なので、単独走はちっとも怖くないぜ!と腹を決めた。

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たむじょーチャンネルより グリーンのアームカバーが私


今日はPBチャレンジ!㌔4'08くらいで行けるとこまで押して行く。すると、後から数人がついてくる気配。


よーし!このまま引っ張ってやる!
と1㎞〜2㎞走って、チラッと後方を確認したら…

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たむじょーと横田コーチじゃん!


人気者2人への応援は凄く、このまま箱根ランナーとオリンピアンを引っ張るのは荷が重いw。やんわりとペースダウンして、先頭をたむじょーに譲った。自然と7人のたむじょー&横田トレインが形成された。

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たむじょーは、横田コーチが終盤でペースダウンしても平気なように、序盤で貯金を作る作戦。前のグループを追いかけながら、サブ3ペースより10秒くらい速めのペースで行く予定だと話してくれた。



自分と全く同じレースプランではないか!



なんとラッキー、そして心強い。このまま26㎞まで一緒に走ったのだか、それはそれは楽しかった。

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まさに狙っていたペース。1分前にスタートしたG3グループも抜いて、まだまだ心肺にも脚にも余裕がある。当日の調子は良かった。ハーフ1時間27分通過でサブ55ペース。


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たむじょーは、横田コーチをサブ3させようと、何度も振り返ってタイムを読み上げたり、『リラックスして行きましょう』と声をかけたりで、素晴らしいサポートに徹する。集団は、次第にチーム感が生まれ、とても良い雰囲気となった。


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あー、なんて楽しいんだろう!元箱根ランナーとオリンピアンと走れるなんて、ランナー日和に尽きる。このままゴールしたい。



横田コーチからは、
『集団を抜け出して、良い流れを作ってくれてありがとうございます』
とお褒めの言葉を頂いた。(自慢)



たむじょーは、このレース前の動画でシューズを、アディゼロアディオスプロ2、ハイペリオンテンポ、メタスピードの3足から、どのシューズで出走するかを悩んでいたが、足元を見るとアディオスプロ2を履いていた。

たむじょーに『アディゼロにしたんですね』と話しかけたら、『一緒に練習させてもらった新谷さん(アディダスサポート選手)への思いがあったので、アディゼロにしたんですよ』と気さくに答えてくれた。



自転車で並走する撮影者さんも、集団の面々に声をかけてくれたりで、YouTubeで見たままのナイスガイな若者2人だった。



【レース後半】
26㎞で横田コーチのペースがガクッと落ちた。繰り返しになるが、マラソンは冷静かつ臨機応変に対応しながら走らないといけない。ここは迷わず、たむじょートレインから抜け出して単独走。最後まで一緒も楽しそうだったが、まだまだ余裕もあったし、ここはPBを狙う。G2グループにも追いつかなければ!



たむじょーから、頑張って下さいとのエールをもらう。横田コーチはキツそうだった。



風も強く吹き始め、少しずつ脹脛などピキピキと攣りの兆候。前回のレースの反省から、2XUのカーフスリーブ新調して着用し、さらに序盤から膝下を脱力した効果で、まだもう少しこのペースで粘れそうだ。



ここから単独走でもしっかり走り切る。マラソンはメンタルスポーツ。負けないぞ、楽しむぞと言い聞かせる。



G3はあっと言う間にパスしたが、なかなかG2が見えてこない、35㎞を過ぎた頃、ようやく前方に集団が近づいてきた。焦るな、このペースなら追い付ける。そして37㎞を過ぎた頃、あの男を発見。



けんちゃんだ!



この時に考えを巡らせた。もう自分も余裕がない、サブ3ペースでけんちゃんとランニングデートしても2時間56分台は行けそうだ。
でも、途中で自分がタレたら申し訳ないし、サブ3だって危うくなる…



俺は先輩サブ3ランナー(1ヶ月だけ)。ここはぶち抜いて背中で引っ張ると決心。あらん限りの大声でエールを送った。けんちゃんも大きな声で返してくれたので、腕を上げて応える。



けんちゃんを、颯爽とかなり無理をして抜き去った後はキツかった。でも、先月にもっとタフなフルマラソンを経験していたので、脚のピキピキ、心拍の苦しさ、ホームストレートの爆風を楽しんでゴールした。



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チャレンジマラソン疲労は残っていたが、ほぼイーブンで走り切れた。自己採点は95点(マイナスの5点は、最初から強気に、サブ55チャレンジしなかったところ)



ゴール地点で、けんちゃんを待つ。
見事にサブ3達成!オメデトウを伝えると、目に涙を浮かべている。サイコーだぜ!



さらに、たむじょーと横田コーチもゴール。
こちらも見事にサブ3達成!
私のことを覚えていてくれ、向こうから握手をしてくれた。(自慢)



ゴール後に、junjiさん、Nさん、めろすけさん、まっさん、トマスさん、KANAさんと健闘を讃え合ってお話の楽しいひと時。



皆さん都合があるとのことで、今回は、
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けんちゃんと水戸で祝サブ3の合戦。
同じ怪我で苦しんた仲間のお祝いは格別だった。楽しい時間を過ごしてから帰宅。帰路4時間は遠かったけど、ニヤニヤと思い出に浸った。



レースの模様は、たむじょーチャンネルにアップされていた。

コメント書いたら、ちゃんと返信してくれるナイスガイ。(自慢)
今後も、たむじょーを応援しよう。
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長々とお付き合いありがとうございました。



おしまい