45歳にして初めて皇居ランをやった。
【以下長文】
昨日、大学時代の旧友K君と初めて一緒に走ったのだが、お互い陸上は未経験者で、学生時代は同じ学科の飲み仲間だった。
社会人になってからは、またに飲み会で会うくらいだったが、SNSで走っていることを知り、なんと昨年見事サブ3を達成。私には衝撃のニュースだった。
何故なら、学生時代はK君より自分の方が速く走るれると思っていたからだ。いろいろ話を聞くと、ハードな練習に取り組みフルマラソン挑戦から3年でサブ3。ウルトラまで完走し、マラソン2時間50分切り目前。
身近なサブ3ランナーで、旧友とあれば一緒に走るしかない!
しかし、お互い家も遠く(神奈川と埼玉)、仕事や家庭やらで、なかなか都合もつかなかったが、昨晩ようやく一緒に走ることに。K君は都内勤務、私も神奈川県内の職場から皇居まで25分なので、皇居で走ることになった。
まず驚いたのは、都内のランニングステーションだ。とてもキレイで丸の内の一等地ながら800円でシャワー付き。150円のレンタルシューズもヴェイパーネクスト、ズームフライ3など充実している。毎回950円は出せないが、月に1〜2回なら気分転換によいと思った。
そして、大都会の真ん中で、美しい夜景や皇居を見ながら走るのだ。
こりゃたまらん。もっと早くからやっておけばよかった!
金曜日は比較的空いているらしいが、それでもたくさんランナーがいた。一番ランナーが多いのは水曜日とのこと。
もちろんシューズはヴェイパーネクスト。少し履き潰されていたが、日々の練習に履くなんてなんたる贅沢。
とりあえず、アップで皇居1周5キロをジョグすると、
K君:「今日どうする?やりたいメニューでいいよ」
私:「せっかくだから、キロ4分くらいで閾値走やりたいなぁ、K君には物足りないペースだけど、引っ張ってよ」
※本当は自分の閾値ペースはいいとこキロ4分15秒くらいだが見栄をはった。
K君はよく皇居を走っていて、閾値走のペースがキロ3分45秒だと聞いていたので、「あんまり飛ばさないでよ、やっとアキレス腱治ってきたところだし、キロ4ちょっとのペースね!」とK君に告げて、5キロの閾値走スタート
走り出しは、予定のキロ4分ちょっとのペース、ヴェイパーネクストもいい感じで、とても涼しく、颯爽と他のランナーを追い抜きながらK君の後ろを走る。
なんて気持ちのいい夜だ。そして、なんと綺麗で無駄のないフォーム、さすがサブ3ランナーだなぁ。この後のビールのために5キロ頑張ろう。
とか考えながら気持ちよく走っていると、あれ?なんだよ、おいおい!!2キロ過ぎて登りに入ると、どんどんペースが上がり、4分を切るペース。登りで4分は、かなりキツい。とにかく必死に付いていく。
そして、登りが終わってラスト2キロくらいで更にスピードアップ、少し下っていたこともあり、明らかにインターバルより早いペース。
K君は私を鍛えようとしてくれているのか?
それとも何か恨みがあって私をイジメているのか?
もはやタイムトライアル。少しでも離れると、K君はチラりと振り返る。はぁキツい、必死にくらいつくしかない。最後の2キロは口から心臓が出そうなペース。そして、何とか1周を終えて立ち止まる。
K君は、「ナイスラン!!よく付いてこれたじゃん。キロ3分45秒も全然平気だったね。せっかく一緒に走るんだから、頑張っちゃったよ。何かのきっかけになってくれればと思って、最後は少し上げたんだ。」と余裕の表情でニコリ。
K君は私が次なるステージへ上がれるよう、未知のペースで鍛えてくれたのだった。ありがとう!でもキツかったなぁ。
私はいつも1人で練習しているが、人に引っ張ってもらえば、こんなスピードで走れるとこが分かった。練習会などに参加するのも有意義なことが分かった。
そしてヴェイパーネクストは、素晴らしいクッションと反発があり、とてもいいシューズだった。
↑K君にフォームチェックのため動画で撮影してもらった。腕は引けているけど肩が少し窮屈、もう少し前傾とのアドバイス。
おしゃべりしながらダウンジョグして、有楽町でK君と楽しく飲んで帰宅。
初の皇居ランは、ガチのスピード練習になり、旧友との楽しいひと時、よき1日でした。
ありがとう、K君!