runner1974’s blog

ランニングに関する備忘録など (Full2:49’13)末長く楽しく走りたい!

【2020年5月の自己評価 繰り返したくない歴史】

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今月はGWやコロナの影響もあって走る時間に恵まれた。月間走行距離は251km。後半は20km以上のロング走もできたが、これだけ走る距離が伸びてくると故障した所が少し痛んだ。先月の月間走行距離が200kmなので少し距離を伸ばし過ぎたか…。

でも大丈夫、日々のケアとランニングフォームを改善して体調は整いつつある。完全回復までもう少しだ。

足底はケアや筋トレのおかげで経過良好。たくさん走った後に圧痛がある程度だ。このまま完治してくれれば最高。

高脛骨筋膜炎は、1回に20km以上走ると後半にフォームが崩れるのか、内くるぶし付近に時折痛みが出る。幸いアイシングなどで翌朝には痛みも消え再発は抑えられている。15kmくらいまでならスピードを上げても痛みは出ないので、どんなスピード域でも負荷の少ないランニングフォームをしっかり維持できれば、痛みは出ないと思った。フォームの改善ももう少しだ。

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さて、故障明けで2月末から走り始めて、ここまで概ね順調に走れているが、私はこれまで故障を繰り返してきている。2019年1月からの走行距離のグラフを見ると、月間走行距離が250kmを超えた翌月に4〜5ヶ月サイクルで故障している。

 

つまり…

 

6月〜7月は要注意期間ではないか‼︎

 

最近、疲労も溜まってきた気もする。しっかりケアをして、ここさえ乗り切ればサブ3に向けた質の高い練習に取り組める。まだ去年12月のピーク時の走力まで戻っていないが、もう3〜4ヶ月怪我なく練習を継続出来れば…きっとよい結果が出る!

今月は走行距離を少し落として、これまで以上にケアの時間を作る予定。悪い流れを断ち切りたい。

 

 

【娘と雨ラン 2020年5月前半】

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5月前半はGWがあったのでそれなりの距離を走れた。幸い後脛骨筋の故障は経過良好で、このままフォームを上手いこと固めて、もう少し時間が経てば完治できそうだ。足底は時折痛むが上手く付き合えている。

4月は故障明けにも関わらず、調子に乗って一気に強度の高い練習や1回に走る距離を20Kmまで伸ばところ、危うく故障を再発させそうになった。今月はポイント練習はやらず、距離も1日15Km以下に制限し、じっくり脚を作ってから距離や強度を伸ばす予定だった。

 

が、しかし、距離を抑えると飛ばしたくなる衝動に駆られてしまう。

2、3キロくらいなら平気だろう…

新しいペガサス37も買ったし感触を確かめてみたい…

ビューンとぶっ飛ばしちまおう…

 

結果、見事に左太腿の裏側を痛めた(涙)

 

ただの筋肉痛だと思ったら、痺れも出たりしてかなり焦った。2日ランオフしたら、なんとか走れるレベルに回復したが、まだ違和感がある。一難去ってまた一難。本当にバカだなぁと猛省した。

故障明けから距離も伸びてきたので、5月後半はリカバリー重視!

 

 

今まで雨の日のランはあまり好きでは無かった。でも最近は人もいない雨の日に、マスクをせず開放感抜群で走る雨ランが好きになった。先日、雨の日に意気揚々と家からスタートしようとすると、双子の娘が、

『私達も雨でビショビショになって走りたい』

晴れた日は誘っても来ないのに、娘達からの突然の提案に驚いた。最近はコロナで思い切り外出が出来ないし、雨の中を走ると聞いてアドベンチャー気分が盛り上がったんだろう。

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やる気満々だ!キロ7分くらいでゆっくり2Km、雨に打たれながらニコニコのんびり走れて、なかなか良いランだった。ランニング中、どうしても娘の腕振りが気になってランニングフォームを指導すると、当然ながらウザがられてしまった…。(参考までに骨格がほとんど同じ双子でもランニングフォームは全く違う。)

【ペガサス37レビュー】

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ステイホームGWを利用して履き古したシューズをいくつか断捨離し、新作のナイキ・エアズームペガサス37を購入した。

私はペガサス35、36も履いていてペガサスはお気に入りのシリーズだ。履いて走った第一印象は『前作との違いをそんなに感じなかった』というのが正直な印象だった。しっかりとした作り、クッション性などさすが37代続く名作だと感じたが、大々的にミッドソールなどを変更したと聞いていたので、もう少し変わっているのかと予想していた。

 

以下、私の個人的な感覚でレビューを書いた。

【アッパーについて】

37のアッパーはかなり良くなった。35はムッチリ厚手素材のアッパーで過保護な感じが好きだった。人によっては窮屈で蒸れるとの意見もあった。36は薄手のアッパーに変って軽量になり少しホールド感が減少したが、足指が動かせて良いという意見も多かった。37のアッパーは35と36の弱点を克服したイメージだ。アッパー素材はちょうどよい厚みで通気性、ホールド感は良好。靴紐を締め上げると、これまでワイヤーでホールドしていた部分がバンドに変更になったことで中足部分のホールド感が増した。過保護な35、軽量だがちょっと薄い36のアッパーの弱点を見事に補っている。

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上がペガサス37、下がペガサス35

【ミッドソールについて】

ペガサス35と36は同じミッドソールで、Cushlonフォームにフルレングスのズームエアバッグが配置されていた。踵で着地しても前足部で着地してもズームエアのクッションが得られた。37のミッドソールは、フルレングスのズームエアバッグを廃止して前足部のみに2倍のズームエアを配置、CushlonフォームからReactフォームへ変更になるなど大幅にアップデートされ、クッションや反発など劇的な変化を期待していた。見た目もヴェイパーフライネクストやズームフライ3風に変わった。

さっそくキロ4'40〜5'00くらいで走ると、前作よりクッションが少し硬く感じた。Reactフォームなのでもう少し柔らかいと思っていたが、決して硬すぎはせずソールに厚みもあるので足底には優しい。少し大袈裟に小趾側で着地してもフニャり感はなく安定感が増した印象。反発は必要充分に得られるが、ヴェイパーやズームフライなど飛び道具的な感覚は一切ない。37のミッドソールは『前作より、しっかり感が向上した』というのが、いつものペースで走った感想だ。

 

内心は大幅アップデートによる劇的な変化を期待していたので、少し残念に感じてしまった…。

 

今度はいろいろなペースで走ってみたところ、キロ4'15より早いスピードで走ると、オォッー‼︎ これが前足部ズームエア2倍の威力なのか、前作より明らかにクッショニングや反発が増して気持ちがイイ。ただしプレート入りのシューズとは違い、あくまで自然な感じだ。足がグングン回る軽さやシューズに走らされてる感じはない。とても素直な感覚でスピードを上げた分だけ反発をもらえ、しっかりと足を守ってくれるクッションも変わらない。スピードを上げた時の方が柔らかくなる感じで、この感覚は前作にはないとても良い感触だった。

 

おそらく、ペースを上げた時の感触の良さがペガサス37の大きなセールスポイントだと感じた。私の走り方が悪いのか、この美味しい感覚は私の場合だとそれなりに早いペースで走った時しか味わえなかった。もっと走力を上げて練習時のスピードを上げるか、フォアフットを突き詰められれば、あの美味しい感覚が長く味わえるのに…。残念ながら私の走力では意識してスピードを出すポイント練習の時くらいしか味わえそうにない。当然ヒールストライクだとズームエアが前足部にしか入っていないので、ズームエア2倍の恩恵はあまりないと思えた。もちろん、ゆっくりペースで走った感覚が悪いのではない。安定感があって足をしっかり守ってくれ普段の練習から使っていきたい。でも、ペースを上げた時に感じるズームエア2倍の感覚が、低速域でも感じられたら素晴らしかった。もちろん私の走り方が悪いのもあるだろう。

 

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ライトグリーンが37、右側が35

【アウトソールについて】

35と36は同じアウトソールだった。37のアウトソールは前作と形状が似ているが少し変更されている。グリップ感は前作と同じくらいで、着地のフィーリングで気になったことはない。

1つ大きく改良されたのは外側のブロックだった。前作は外側に細かいブロックが並んでいたのたが、擦るように着地したり、思わぬ凹凸があるとアスファルトに細かいブロックが引っ掛かり、失速やブロックが欠けてしまうことがあった。37の外側は長い棒状の大きなブロックに変更されている。これで不必要な引っ掛かりやブロックが欠けてしまうことがなくなった。

遠目には同じ様に見えても細くアップデートされているのに感心した。素材も少し硬めに強化された。まだ40〜50Km走行なので耐摩耗性能は分からないが、ほとんど摩耗していない感じなので、前作以上の耐久性がありそうだ。

 

【重量とサイズ感について】

重さは35とほぼ同じだ。感覚では決して重くはないが弾むような軽さはない。しっかりと足を守ってくれる感じ。私のサイズ27.5㎝で比較すると、ヴェイパーネクスト%が192g、ペガサスターボ2が218g、ペガサス36が266g、ペガサス37が276gだった。もう少し軽くなれば完璧かな?

サイズ感は他のナイキシューズと同じだ。36と比較するとややタイトな感じだが、36の前足部が他のシューズより少しゆとりがあるので、37が特別に狭いとか広いとは感じなかった。普通のサイズ感だった。

 

【デザインと価格について】

デザインの好みは人それぞれなので細かいことは割愛。私的には、34から35に変わった時ほどの衝撃的なカッコ良さはないけど、キープコンセプトの正常進化、シンプルで良いと思った。

37の定価は14300円。35と36の定価を忘れてしまったが、確か13000円くらいだった記憶があり、前作から1000円以上の値上がりだ。少し高いと感じるが新しいのを履きたかったのでネットで少し安く12800円で買ってしまった。

シューズはあっという間に値段が下がる。今なら36が7000円前後、ペガサスターボ2が12000円前後まで下がっている。さてペガサス37に14300円出す価値があるのか?しばらく値引きしないで頑張ってもらいたいけど、すぐ安くなるんだろうなぁ…。

 

【まとめ】

ペガサス37は、これまでのペガサスシリーズのコンセプトを継承した頼れる練習シューズだ。突出した特徴はないが細かい所までよくできている。軽やかさよりも質実剛健でランナーの足をしっかり守ってくれる。さらに今回はプラスアルファでスピードを上げた時の感覚も良くなり弱点を探すのが難しい。耐久性もかなりありそうだ。もう少し軽ければ言うことなしだ。

ズバリ、もう少し安くなったら買いのシューズだと感じた。

 

【2020年4月の自己評価 マスクとフォーム】

故障明けで2月22日にランニングを本格再開し、4月の走行距離は202㎞。実に去年11月以来の200㎞越えだが、半ば強引に200㎞を走った。

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ワラーチサンダルで走ったり本を読んでランニングフォームを研究したりで、4月前半はとてもいい感じだった。このまま行けばサブ3を本気で狙える状態に戻れる日も近い……。調子に乗って5000TT、閾値走、20㎞走と久々の本格メニュー。ところが、まだ怪我は完治していなかった。4'40ペースで20㎞走をした後、患部(右内くるぶし付近)に忌々しくも懐かしの痛みが出てしまい、慌ててアイシングやマッサージのセルフケア。翌日に何とか鋭い痛みは引いたが、立ち上がる瞬間など時折り痛みが出る。足底も地味に痛むが、こちらはもう完全に治らないと思っているので、ケアをしながらお付き合いしていく。

 

まだまだ怪我が回復していないこと、無駄のない理想的なランニングフォームで走れていないことがよく分かった。走行距離を目標に練習するのはダメだと分かっているが、回復の過程で達成感を味わいたかった。それ故に後半は少し距離を減らそうかと思ったが200㎞の壁だけは4月に越えておきたかった。幸い怪我や痛みはセルフケアでコントロールできる範囲だし、思った以上に走れているのも事実だ。

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ランニングフォームの改善は奥深い。2冊の本を読んでいろいろと試しているが、一進一退でなかなかピタリとは来ない。どうしても着地、膝下の脱力、骨盤の前傾など下半身を強く意識してしまうのだが、下半身よりも上半身の状態(胸、肩、頭、腕)に意識を持った方がしっくりきてイイ感じで走れると気付いた。もう少し時間がかかるかもしれないが、イメージはできつつある。怪我のおかげでやランニングフォームを見直すいい機会に恵まれた。(コロナでレースもないし)

 

コロナと言えばランナーのマスク論争、いろいろな意見があり、付けるか付けないかを考えることにストレスを感じる。なので早朝など人がいない時間帯以外はマスクを付けることに決めた。もし走り出して人がそばにいなければ顎の下へずらせばいいし、人がいたらマスクを上げればいい、それ以上考えるをやめた。

さっそく不織布のマスクで走ったら窒息しそうになったので、金哲彦さんが紹介していた廃Tシャツを使った自作マスクをすることにした。

https://youtu.be/oE71IHfbNBE

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↑Tシャツの切れ端なので、飛沫は多少軽減するけれど感染予防に役立つスペックはない。個人的には人があまりいない近所の川沿いを走るのならマスクは必要ないと思う。でもマスクをせずに走ってジロジロと見られたり、すれ違うランナーがマスクをしていると気まずく思ったりもするので、エチケットとしてマスクをすることにした。マスクなんてしないで走りたいけど、走れるだけありがたいのか。

参考までにTシャツマスクは不織布より呼吸が楽だが、やはり汗で濡れれば息苦しい。これから暑くなって発汗も増えるので、替えマスクも必要か?明日から連休、できることから頑張ろう!

 

【半年ぶりの5000mTT 2020年4月前半】

ラン再開から2ヶ月弱、怪我の具合はあと一歩の所まで回復したと感じている。まだ20キロや30キロを走るのは少し怖いが、スピードはかなり戻ってきた。回復具合を見極めるため5000mタイムトライアル。

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結果はまずまずの19分23秒。

実はこの1週間前にも5000mを走ったけれど、3000mで撃沈してやめてしまった。コロナウィルスの影響で大会もなく、誰かと一緒に走ることもなく、怪我の再発を怖れながら近所をグルグルと走っていた中で久々にヴェイパーフライを履いてほぼ全力で走った。故障明けの自分にはとても元気の出る結果だった。

半年前の去年10月、故障明けで少し走力が付いてきた頃に5000mを走って19分51秒だった。ちょうどこの頃からスピード練習に取り組み始めたのだが、今回は長期の故障明けでも半年前より30秒ほど早く走れたのは、これまで練習や故障中に頑張った筋トレの賜物だ。

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そんなこんなで4月前半は113キロ。走力も戻ってきたので、ぼちぼちインターバル走やロング走も再開したいけれど、まだ足底に張りや痛みが出る日もあるので無理は禁物だ。

それとコロナの影響で走る場所や時間を考えないといけない。私の家は駅からも離れていて、長閑で人通りもあまりない環境のため近所を走るなら問題はない。早朝なら1キロ走っても1〜2人にしか出会わない。ただインターバル走で使っていた近所の公園は、コロナの影響からか子どもを遊ばせたり散歩する人などが増えてきたので落ち着くまで練習で使うのをやめた方がいいと思った。

まだ走れる環境があるだけありがたい。通勤にはとても不便だが今回ばかりは田舎に住んでいて良かったと感じた。

近場でインターバル走ができる新しいコースを見つけに行こう…。

【2020年3月の自己評価 シューズ紐の結び方】

故障明けから、何とか怪我を悪化させずに1カ月走れた。

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3カ月間走れなかった鬱憤のせいか、思ったより距離が伸びてまい、最近は足底に強い張りが出てしまった。まだまだ完全復活には程遠い。1、2カ月は、月間150〜180キロに留めてフォーム改良や筋トレに取り組み、怪我がもう少し回復したら、距離とスピードを伸ばしたいところ。日々のケアもしっかりと継続して取り組みたい。

 

 

ランニング関連のYouTubeを見ていたら、シューズの紐が解けない結び方を発見した!これまでは、マラソンレースなどでギッチギチに二重結びなどして、解くのが大変だったりしたけど、この方法だと結び方も簡単だし、紐を解くのも簡単。ヴェイパーフライネクスト%など紐が解けやすいので、とてもオススメ。

https://youtu.be/zlbpw3rCDlk

【後脛骨筋膜炎の経過と対策】

足底筋膜炎と後脛骨筋膜炎になってしまい、昨年12月から2月下旬まで満足に走れなかった。少し回復してランニングを再開したが、完全治癒とはいかず再発を恐れながら走っている。

 

前回、足底筋膜炎のことを書いたので、今回は後脛骨筋膜炎について書く。足底は85%完治としたが、後脛骨筋膜炎はまだ60%回復くらい。まだ完治していないため、自分の対策が正解なのか分からないけれど、故障している方の参考なれば…、また自分の備忘録として書いておく。長文なので、興味のない方は無視願いたい。

 

【怪我の経過】

ラソンレースに向け、去年9月から距離、スピードを増したところ、10月下旬から右足底に違和感が出始め、11月になると寝起きなどでヒヤッとする鋭い痛みを感じるようになった。体が温まれば和らぐ痛みだったので12月の湘南国際マラソンに出走し、自己ベストを大幅に更新するも、ゴール後にアドレナリンが分泌されなくなると、足底と内くるぶしの下付近に強い痛みを感じ、数日は歩くのにも苦労した。

 

ラソン完走後の筋肉痛だと思って、5日間ランオフしたが走ると痛い。さらに7日間ランオフしたが、やっぱり走ると痛い。通院すると足底筋膜炎と後脛骨筋膜炎の診断で、しばらく休むように言われる。正月休みに入り、走らないことに耐え切れずに走ってしまい、痛みも増し増しで治る気配なし。

 

新年、気持ちも新たに1月2日から10日間完全ランオフし、走ってみると痛みが少し和らいだように感じた。回復したと思い込んて1週間で30km走ったら徐々に痛みが増し、無視して走ると激痛に変わり、いよいよ長期療養を覚悟する。

 

痛みが強いのは内くるぶし周辺で、幸い足底の痛みは筋トレやショックウェーブなどの治療によって1月下旬からは回復傾向だと感じられた。後脛骨筋膜炎による内くるぶし付近の痛みは、少し休めば日常生活で痛みが無いレベルまで回復するものの、2kmくらい走ると痛みを感じた。

 

1月下旬から意を決して約4週間ランオフを敢行し、2月22日にランを再開する。

 

【ランニング再開後】

履き慣れたエアズームペガサスでゆっくりとジョグを始めると、2キロくらいまで痛みはなかったが、やはり内くるぶし付近が痛み出し3キロ過ぎには無視できない痛みに変わる…。

 

4週間ランオフした後だけに、また痛みを感じた絶望感は半端なかった。

 

失意の中、玄関で冷静に考えた。日常生活で痛みをほとんど感じないくらいまで休んだのに…。足底、中臀筋など様々な筋トレに取り組んだのに…。鍼灸院にも通い、筋膜リリース、電気、はり、マッサージもやってもらったのに…。セルフケアで、マッサージ、ストレッチなどに日々取り組み、筋肉は柔らかく保たれているのに…。何故、ジョグしただけで痛みが出たのか…?

 

そうだ!走り方が悪いんだ!!

 

こんな単純なことに何故気付かなかったんだろう。筋トレや治療ばかりに気を取られ、フォーム改善は、みやすのんき著の『アルティメットフォアフット』などを読んで満足し、何ひとつ具体的なフォームの改善に取り組んでいなかったのだ。

 

こんな時はワラーチで走るしかない!

 

久々にワラーチサンダルを下駄箱から引っ張り出して裸足で履いて走り始めた。

 

オォッー、この足裏の感覚!!

 

自分の接地が手に取るように分かる。丁寧に接地を意識して走ると痛みも少ない、この接地感で走ればいいのだ。

 

【ワラーチサンダルとフォーム改良】

去年、ヒールストライクからフォアフットに自己流で変えた結果、膝やアキレス腱を痛めてしまった。そんな時、膝痛を克服したラン仲間からワラーチサンダルを勧められた。ワラーチサンダルで走れば、自然とフォームが改善され、特に着地が良くなるとアドバイスを受けた。

半信半疑で試してみると、ペラペラの薄底のため足裏がビリビリと痛んで3km走るのが精一杯、ペースもキロ5分が限界。脹脛などいろいろと筋肉痛になったり、足裏に水膨れができたりしたが、本や動画などを参考にしてフォームを研究し、ワラーチサンダルで2ヶ月ほど走り込んだ。すると膝の痛みはほぼ解消し、ワラーチサンダルで10km以上、ペースもキロ4分30秒ペースで走れるくらいになった。(足裏の水ぶくれは、距離を走るとどうしてもできるので絆創膏でカバーした。)

膝の痛みも消えたので、9月ころからワラーチはあまり履かなくなり、スニーカーでレースに向けて練習強度を上げた。

今思えば、知らず知らずの内にスニーカー のクッションに頼った悪いフォームになってダメージを蓄積させていたのだろう。(クッション抜群のスニーカー が悪いのではない、自分のフォームが悪いのだ。)

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このペラペラ感、雑な着地は足裏に伝わり、ダメな着地がよく分かる。

現在は2回に1回くらいワラーチで走り、再度フォームの改良に取り組んでいる。去年のフォーム改良は膝痛からの脱却で、今回はもう少しフォームを追求して、足底に優しく怪我をしない効率の良い走りがテーマだ。

 

フォーム改良のため、いろいろな本を読んだりして研究したが、まだまだ発展途上で言葉での表現は難しい。どの本も共通して、上体は後傾せず、地面を蹴って前に進むのではなく、膝下は完全に脱力し、重心付近に着地して乗りこみ、地面から反発を得て前に進む云々と書いてあった。なかなか難しい…。私は前足部の小指の付根あたりから接地するといいイメージ。それとワラーチを履いていると接地感はいいが、ストライドが狭くなりがちなので、ストライドを維持する意識も必要。

※人によって骨格も走り方も違うので、あくまで私的なイメージ、ただ、怪我やダメージが少ない自分に合うフォームが必ずある。少なくとも今回の怪我でそう痛感した。

 

集中が続かず雑に走れば、いろいろな所に痛みが出たりもする。いろいろなペースで試しているが、ある程度速いペースの方がフォームがよくなり、内くるぶし付近の痛みはなく足底のダメージも少なく感じた。逆にキロ5分15秒より遅いペースだと、上に跳ねるようになってしまい、痛みが出ることも多い。ゆっくりしたペースでも同じ着地ができるように鍛錬中。

娘が愛読している「鬼滅の刃」のキャラクターが体得している、全集中常中の技を覚えたい。

 

【その他の対策】

筋トレは、読み漁ったランニング関連の本や、理学療法士さんのアドバイスを参考にメニューを決めた。患部付近の筋力強化に加え、正しいランニングフォームを持続できる筋力が大切だと分かった。体幹、特に中臀筋を意識。フロント&サイドプランク、ゴムバンドを使ったクラムシェル等の中臀筋トレーニング、足首にゴムバンドをかけて内・外に倒す足首強化、V字腹筋、ランジウォーク、スクワット、カーフレイズ、腕立てなどを週2回。これだけやると20分以上かかるので2日に分けることもある。足底筋を鍛える足指のグー、パーは毎日やっている。このグー、パーを超本気で力んでやると、かなり良い。タオルギャザーより効果的。

 

マッサージは、浴室で足底や脹脛などを自分で毎日揉んでいる。後脛骨筋の位置は脛骨の横?裏?にあって、指圧をするのにコツが必要だが、自分なりにやっている。走った日は、状態によってマッサージボールやホームローラーを使って足底や脹脛をグリグリやる。

 

ストレッチは、2日に1回くらい寝る前に15分程度。ストレッチバンドを使うとストレッチのバリエーションが増える。ストレッチボードはアキレス腱や脹脛が気持ちよく伸ばせる。

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↑こんな道具を使っている。Amazonでリーズナブルな価格で買えた。

 

アイシングは、とても大切にしている。面倒でも長めに走った後は必ずやっている。保冷剤を100円ショップのくっつく包帯で固定する。凍傷に気を付けて15分くらい。この包帯は繰り返し使えるので便利。アキレス腱炎の時も、アイシングをやり始めてから治りが早かった。患部の痛みや違和感が完全になくなる日まで続けるつもり。

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【まとめ】

ラン再開後、フォームに気を付けて薄氷を踏むような感じで走っている。走るか、休むか悩んだけれど、患部から熱感、腫れ、鋭く強い痛みが引いたら、少しづつ走り出すのも良いと思った。故障の痛みはフォーム改善の最高のセンサーだからだ。でも、走り出す前の痛みレベルが、昨日の痛みレベルより強ければ、勇気をもって休むべきだ。走れず休む期間は、患部の負担にならない筋トレやランニングなどの知識を強化すればいい。そうしないと私のような悪循環に陥る。

 

ネットで評判の鍼灸院などにも高いお金を払っていくつか行ったが、どこも一発で治癒したり、痛みが一気に軽減するようなことはなかった。施術後一瞬だけ良くなることはしばしばあった。先生と話したり、施術を受けることで新しい知識や治療法を知ることができ、マイナスばかりではなかった。筋膜リリースのやり方も先生の施術を見て勉強になった。

 

まだまだ足底や内くるぶしに、全く痛みを感じない日はない。でも、ラン再開からランニングフォームを改良しつつ、ギリギリ悪化せずに1ヶ月間走れている。こんな状態でも走るのがとても楽しい。コロナ騒ぎで暗いニュースが続いているけれど、今が最高のランニングフォームを手に入れるチャンス!