8月前半は約140㎞。
坐骨神経痛で左腿裏や臀部に多少の痺れや鈍痛はあるが、長い距離を走らなければ概ね良好。8月の練習内容は、暑くてロング走が厳しく、スピード練習も思うように取り組めていない。
距離を踏まなければ!
スピード練習もやらないと!
と焦ってしまい、暑い中で速くも遅くもないペースでダラダラと走り、疲れを溜めて自信も喪失し良くない流れだ。練習効率が悪い。
気分転換に、自宅から5kmの湘南平という小さな山(標高181m)へ、ヒルトレーニングに行った。超絶ランナー達は坂道ダッシュや峠走などに取り組んでいる方が多く、以前からやってみたいトレーニングだった。湘南平は夜景や桜が有名なスポットで、今まで車でしか行ったことがない。登り坂のコースはStravaのセグメントにも登録されていて、麓から頂上まで1.5kmで139mを登る。これくらいの距離と標高なら大したことはないと思っていた。ちなみに過去の挑戦者のベストタイムは6分48秒。
こんな小さな山、ベストタイムを更新してしまおう!
そして結果は、ぴえん(大撃沈)。
スタートから慎重にキロ4ペースを維持し、自転車を押しながら歩いているサイクリスト達をブチ抜いて坂道を一気に駆け上がる。やはり大した山ではない、少しペースが落ちても6分30秒くらいでゴールできるはずだ!ところが500mくらい進むと、あれ?脚が重い、息もクソ苦しい。ペースを抑えていたのに何故か全く脚が動かず、そこからの1㎞は歩いてしまおうかと思うほど苦しく、息絶え絶えでゴール。ガーミンではキロ8分くらいまでペースが低下した。
暑さも手伝って山頂で気持ち悪くなり、景色も見ずにベンチでうな垂れた。これまでヒルトレーニングなどしたことがなかった自分。坂道を完全に甘く見ていた。平地しか走れない仕様になっていたのだ。気分転換のつもりが、さらに自信喪失。トレイルランナーの偉大さを痛感した。獲得標高1000mとか2000mとか想像できない世界だ。
小さな小さな山で大撃沈した自分は一体…。気を取り直して坂道を一気に下った。さすがに下りはスピードが出る。そして、下り終わって平地になると、今度は登りのようにキツい。平地なのに登りのようなキツさ。なんじゃこりゃ!
上ってもダメ、下ってもダメなんて、まだまだ弱いなぁ。でも、大切なことに気が付けて良かった。上りも下りもいつもと違う筋肉が鍛えられる。ヒルトレーニングも練習メニューに加えてみよう。
8月後半も暑くて撃沈するのが分かっているので、休日でもポイント練習の時間を早朝にする必要がある。しかし、休日に午前4時に起きてインターバルをやるとか…、キツいなぁ。
いや、やるしかない!やらない理由が見つからない。暑い夏に安全に効率的にやるなら早朝練習だ。厳しい夏も折り返し地点、頑張るぞ!